いつものタコスで迎えたクリスマス
ああ！もうクリスマスだなんて信じられない！
みんな、プレゼントやパーティ準備の買い出しで忙しく、仕事納めのオフィスが多くて、バケーションに繰り出し始めたせいか、きのうの客は2組だけだった。
何がクリスマスじゃ、あほう！とクダを巻きながら、暇疲れで立ち寄った、うちの近所の行きつけのタコス屋台。
ここのおばちゃんは、永年同じ場所で営業しているのだが、9年近く通っているのに、その店の名前を知らなかった（ちなみにこの店のタコスは激ウマである）。
昨日、来年のオリジナル・カレンダーをプレゼントしてくれたのだが、グアダルーペのイラストの下に、タコス屋の名前らしきものが印字されているではないか！
その名は「TACOS EL UNICO」（唯一のタコス）。
これ以上、おばちゃんの店にふさわしい名前はない。
「よいクリスマスと、年末年始を！」と声をかけられて、じんわりときたよ。
クリスマスも、なかなかいいもんじゃないか。
もちろん、おばちゃんのタコスは、いつもどおり、とても美味しかった。
メキシコは宴会シーズン真っ只中ということで、先日は私の第二のメキシコの家、アリシアの忘年会にも行ってきた。
金はないけど、呑むのに困らないなんて、ありがたい。
ふだん絶対にクンビアで踊らない、代表のアナーキスト・ナチョとNちゃんが踊るのを見て、ようやく年末を迎えられたことを実感。
また先週は、かつてタワーレコードbounce webの記事でも触れた、LA ONDA KUSTOM FESTIVALに出店参加してきた。
All Aboutでも、この記事で主催のショップLA ONDA の紹介をしている。▼
この日は、ルームメイトのTさんにお手伝いしてもらい（大感謝）、大量に太巻きを作った。
しかし、ロカビリー愛好家には、寿司を売ることが難しいのを実感。来年は焼き鳥かなあ….
年末、といえば….現在発売中の月刊ラティーナ恒例企画「2015年ベストアルバム」にて、10枚のアルバムを選ばせていただいた。そこで紹介した、メキシコ北部のおじいちゃんアカペラグループ、LOS CARDENCHEROS DE SAPIORIZのアルバムをリリースするメキシコの注目のレーベルが「Ropeadope Sur」。同レーベルの代表である、メキシコシティ在住の米国人ジャズギタリスト、Todd Clouserが現在日本ツアー中だ。12月25日にはいよいよ、代官山「山羊に、聞く？」のお別れイヴェントで、彼のソロライヴも行われる。ぜひぜひ、ご参加を！ （詳細は前回のブログ記事を▼）
また同誌では、海外ニュースのメキシコ記事で、2016年の注目音楽フェスについても書いた。
メキシコではスカが大人気で、ジャマイカやUKのロックステディ大御所もしょっちゅう来墨しているくらいなので、このイヴェントも盛り上がること間違いないだろう。
当店のバイト君、オサマがオーガナイズに関わっているので、応援している。
（お得な前売りチケットも当店で発売中です！）
さて、今年はかねてから望んでいた店も開店できたし、思い起こせば、いい一年であった。
日本へは3年以上帰っていないけれど、いろんなひとが遠くから会いにきてくれて、本当に楽しく過ごせた。そして、音楽を愛する地元の人々が自然に集まるのも嬉しい。
これも店をはじめたから、なし得ること。売り上げ目標はまったく達成できてないけれど、当店の目標は達成しつつあるな。
あ、相変わらずライターの仕事はぼちぼちだったけれど（仕事くれ〜！）。
ちょっと早いですが、皆さん良いお年をお迎えください！
