メキシコのマチズモにも効く褐色のマリア、グアダルーペ
チャポ・グスマンの脱走が、どうも嘘くさい（影武者説もあり）と騒がれるメキシコですが、今はサッカーのほうに多くの人々が気をとられているようです。
さて、このブログでも少しだけ触れた、メキシコ麻薬戦争ドキュメンタリー映画の秀作『Cartel Land』。同作の監督マシュー・ハイネマンの、メキシコシティで行われた記者会見について、現在発売中のLATINA 8月号海外ニュースに書かせていただきました。ぜひぜひお読みください！
▲7月4日にメキシコシティで行われた記者会見の様子
また、2009年から更新していなかったAll About （オールアバウト）メキシコのお土産情報の内容を一新しました。写真もほぼ替えて、新たに追加したアイテムもあります。民芸品から食品まで紹介しているので、おみやげ選びのご参考に！
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今回のブログでは、「完成しました〜」と報告したかったメキシコシティ小料理屋ですが、予想どおり、未だに工事が終わっていません......。
インヘは仕事をきちんとやるが、とにかく遅い（というか何かと言い訳をして急いでくれない）。あきれ果てていたときに、ちょうどいいタイミングで地方から友人がやってきました。友人は、開店祝いのためにやってきてくれたのですが、未だに店が開いていないという……。夫が、その友人のことを、「共同経営者の奥さん」（もちろん嘘）とインへに紹介したもんだから、彼も「え！マジで？」と焦りをみせたのですが、友人がいなくなったら、またダラダラモードになり、「マニャーナ（明日にはできてるから）」と、毎日のようにいっていたのです。
そうこうしているうちに、また電話にも出なくなったので、私たちもキレそうでした。彼が週末の夜バイトしているアリシアへ行っても「君たちの店舗の改装を夜通しやるから、アリシアでのバイトは休むと、いってたよ」と皆にいわれたし（夜通し作業やってるなんて、嘘じゃん）。ようやく、捕まえたときに、また完成予定日をのらりくらりと引き延ばそうとするので、ついにインヘの目の前で悔しくて「あんた、嘘ばっかじゃないか！電話もでないくせに」と泣きました。嘘泣きではなく、本当に泣けてきたのです（私は人前でほとんど泣いたことがありません）。泣いているうちに、なんでこんなドラマをわざわざ繰り広げなければならんのか、こんなオヤジを信じて仕事を依頼した自分が情けなくなってきました。そんな私の姿を見て、インへが遂に真剣に反省したようで、それからは、驚くべき勢いで工事が進み、なんと今週末には大部分の工事が終わりそうです！（涙）
その顛末をメキシコの女友だちに伝えたら「ああ、それが一番効くよ。女性がいくら怒ってもマチスタなメキシコ男性は、とりあおうとしない。でも、女性の泣いている姿には、条件反射的に聖母グアダルーペをみるからね」と、いうのでした。
（ グアダルーペはメキシコの守護聖母。詳しくはこちらを→『メキシコ「褐色のマリア」を彩る数々の祭壇 | TABIZINE～人生に旅心を～』）
なるほど、一方的にキレるだけではなく、泣いている姿を見せて、悔い改めさせるのは正解だったようです（って、演技じゃなくて、本当にムカついて泣いたんだけど）。
こんなことなら、もっと早くに泣いておけばよかった…….。
食器洗い用のシンク▼
ダクト部分▼
食材を洗う用のシンク▼
タイルを貼り終えたドリンクカウンター▼
ガスコンロもインヘの手作りなんだけど、いかんせん厚みがあって、設置したら、ものすごい高い位置になってしまうため、私が調理しやすい高さに台を調整してもらっているところ▼
そんな毎日がドラマ（？）のメキシコを日本で体感できる『Fiesta Libre』が、今週末、東京・代官山の『山羊に、聴く？』で開催されます。
本場仕込みの音楽にタコス、メキシコ雑貨、Tシャツ、アロマetcなど、メキシコ気分を味わえるイヴェントです。
初回入荷があっという間に売り切れてしまったソン・デ・マデーラのCDも無事入荷して販売されますよ（先週メキシコから必死で送りました）！ぜひぜひご参加を！
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