気がつけば、ジェームス・ボンドはすぐそこに
「NRMAL症候群。それでも宴は続くメキシコシティ - 気がつけば、ここはメキシコだった」の記事でも紹介した、メキシコシティで行われるZIZEKイヴェント(今週末21日に開催)の記者会見が今朝ありました。
でも実際に行ってみたら、会場入り口に「AGRUPACIÓN CARIÑOの記者会見」ってなってて(メキシコの色物系バンド。正直、あんま好きじゃない)ゲッ!とたじろぐ。
AGRUPACIÓN〜は今回のZIZEKのイヴェントにゲスト参加するそうです。
会場に入ったら、 ちゃんと、ZZK(のFRIK STAILERSのひとりと、VILLA DIAMANTE)のメンバーがいたので、安心しました。
そして、ようやく公表されたイヴェントのサプライズ出演者は、ペルーのDENGUE! DENGUE! DENGUE! でした。昨年Red Bull Music Academy関連で来日公演してたんですね。DENGUE~はVIVE LATINOのためにメキシコへ来たので、VIVE〜が終わるまでは公表できなかったそうです。
ZIZEKとデンゲ!デンゲ!デンゲ!をいっぺんに堪能できる土曜日が楽しみですな~。
左からDENGUE! DENGUE! DENGUEのふたり、FRIKSTAILERSのラファ、VILLA DIAMANTE
イヴェントのチラシ↓
イヴェントページはこちら
さて、記者会見から戻ったら、なんだかうちの近所が物々しい。
昨日のブログでも書いたジェームス・ボンドのメキシコ撮影が、なんと明日から始まるようです。
4月1日まで、メキシコシティのソカロを中心にしたセントロ・イストリコ(歴史的中心)地区を閉鎖して、ロケが行われるそう(閉鎖予定地は以下リンクをご覧ください)。
このため、多くのセントロの観光スポットが見られなくなります。旅行者は気をつけましょう。
しかし、このロケ寸前に、映画制作側の買収が暴露されたのも、なんだかキナ臭いっていうか、騒ぎを起こして何かから気をそらせようとしてる?とか思っちゃう。
ここに居ると、何かあるたびに、裏があるんじゃないかと勘ぐってしまいますね。
「パンとサーカス」という言葉がありますが、サーカスというよりもスペクタクルって感じです。エンターテインメントで、すべて片付けようとしている……。
以前テピートの歴史家にインタビューしたときに、「メキシコの人々は民衆から観衆になりつつある。ソカロは以前は政治集会や社会的なことのために機能していた場所なのに、今じゃ無料コンサートだの、世界最大のスケートリンクだの、スペクタクルの場所になりつつある」という発言をしていたのを思い出しました。
死者の日をイメージしたたくさんのガイコツ。いったい何をするんだか……。
でも、ハカランダの花が満開で美しく、そんなことに安心するのでした。