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気がつけば、ここはメキシコだった

メキシコ在住ライター、小さな食堂『EN ASIAN FOOD』のおばちゃん、All About メキシコガイド 長屋美保のブログ

奴らにとってクサいものにフタをする時期がやってきました

メキシコシティは、夏のように蒸し暑くなり、夕方に激しい雨が降ることが多くなりました。
とはいえ、日本の夏よりは過ごしやすいので、好きな時期です。
 
まずは、最近のメキシコのニュースから。
いま麻薬組織と警察の対立で、観光地であるグアダラハラ州やグアナファト州の市街地も戦場と化しています。
現地へいかれる方はじゅうぶんにご注意を。

www.nikkei.com

 
つづいて、以前このブログでも紹介した、米国国境バハ・カリフォルニア州サン・クインティンの農園労働者たちが道路を閉鎖して抗議活動を起こしている件ですが、未だに解決にいたっていません。
 
詳しくはこの記事をご覧ください▼
 

mihonagaya.hatenablog.com

2015年5月9日、警察機動隊が、抗議活動の中心にいる労働者たちの住む区域を襲撃し、3人の死者、70人の負傷者、5人の逮捕者を出しました。労働者たちは襲撃の指示を出した最高責任者の州知事を抗議しています。
 
これを受け、EZLN(サパティスタ民族解放軍)も労働者たちの支援に立ち上がっています。
今後、この抗議活動は全国的なものになるでしょう。
 
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さて、メキシコ小料理屋開店準備のほうは、ゆっくりと確実に進行中です。
 
店の内装をはじめて2週間が経過しましたが、壁と床のタイルを剥がしたら、下からまたタイルが登場したりして、難航しているらしい。
 

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壁はタイルを剥がすのが大変なので、上からコンクリートを塗り直し、そこに塗装する方向にしたとか。
床だけはタイルを剥がしておかないと、タイルの重みで床が沈み、均等にならないということで、剥がして、床材を流し込み、石を配置中。
 

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ここから、またコンクリートを流し込み、固まるまで待たなければなりません。
この床、どうなるでしょう。かなり楽しみです。
 
トイレの前の奥の部屋には、食器洗いの流しを設置するので、壁に窓を作って、使った食器をさっと流しのある部屋に渡せるようにしてもらいました。
 

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問題は換気ダクトの設置場所。最初は道路側に換気するために設置しようとも考えたのですが、街の景観を邪魔するので、行政区からの許可が降りないということで、どのように配置をするのかを大家と交渉しなければなりません。
ちなみに、行政区によっては、看板を付けるのにも許可がいるので、勝手にいろいろ進めることができません。
メキシコっていい加減そうに見えて、実はさまざまな法律があるのです。
 
大家と、相談するために、時間を取ってもらうことになりましたが、彼女は医者なので平日は診察で時間を取れないため、日曜日に時間を作ってもらいました。しかし、当日の待ち合わせの時間に、大家もインへも来ませんでした……..。電話しても二人とも出ないし。
現場が自宅から近いからよかったけど、そうじゃなかったら、激おこぷんぷん丸だっただろうと思います。
 
そのすっぽかしの2日後に、大家とインヘを引き合わせ、またダクトについての話し合いをしたのですが、もちろん「先日すっぽかしてごめん」とかいう話にもならず、交渉も無事済んだので、まあ…..いいか….(私も、すっかりこういうことに慣れて怒る気にもならない)。
 
そして、インヘと店用の新しい便器と洗面台を買いに、水回りの備品ばかりを扱うドクトーレス地区の市場へいってきました。ざっと見たところ、まあまあ安いけど、うちの近所の水回り品街(アユタミエント通り)で買ったほうが、かなり安いことがわかりました。
 

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夫は、「最新ホテルにあるようなモダンな便器と洗面台がいい」とず〜っといってたのですが、私にとっちゃ、トイレにそこまでこだわる必要はない気がして、10分くらいで即決しました。便器は、どこにでもあるスタンダードなものですが、洗面台は夫の意見を汲んで、四角い「ミニマリスタ」(メキシコだと、ミニマルつーかモダンなデザインはすべてこの言葉で片付けられる。そして痛いデザインが多い)タイプにしました。ただ、その陶器の洗面台とセットで、下の家具部分も売られていたのですが、アーバンライフを意識した(苦笑)飾りガラスがついてる「ミニマリスタ」的デザイン。つーか、逆にかっこわるい。だから、洗面台部分のみ購入し、インヘに、もっとシンプルな家具を作ってくれ、とお願いしました。
 
その帰り道、インヘの運転するボロいバンに乗って、(シートベルトしてないのに、なぜか警察も停めない)街を走っていると、政党の選挙ポスターを色んなひとに配ってるのを見ました。
インヘは、それを横目に「いよいよ、ドブに大金を捨てる時期がやってきたぜ」といいました。
メキシコでは、6月7日に連邦選挙が行われます。
それに合わせるかのように、いろんなところで、いろんな団体がデモを行うようになっています。
たとえば、クンビアのバンドを従えて、裸で踊る農民風のひとたち。
これ、400 Pueblosというグループで、やたらめったら裸で抗議活動を行うのですが、いろんな地方の村からかり出されている人たちらしいです。抗議するテーマが毎回変わるうえに、どうも真剣味がない。そして妙にきちんとオーガナイズされている感じが、なんだか怪しいなあと思っていたのですが、インヘにきいたら「あれは色んな労働組合や、政党が雇っていて、騒ぎを起こして稼ぐグループだ」とのこと。
選挙が近づくにつれて、街にはさらに、妙な動きがたくさん出てくるでしょう。
いま起こっている麻薬組織抗争も、無関係ではありませんよ。
 
http://mihonagaya.com/