気がつけば、ここはメキシコだった

メキシコ在住ライター、小さな食堂『EN ASIAN FOOD』のおばちゃん、All About メキシコガイド 長屋美保のブログ

ガレアーノ、また会いましょう

f:id:mihonagaya:20150414035019j:plain

 

“取るに足らない場所にいる、たくさんの取るに足らない人々が、小さなことをし続けていれば、世界を変えることができるんだ” 

エドゥアルド・ガレアーノ

 

今朝、ねぼけ眼でネットでニュースを読んでいたら、ウルグアイの作家エドゥアルド・ガレアーノ逝去の知らせが飛び込んできました。

 

cultura.elpais.com

 

ラテンアメリカを目覚めさせ、勇気を与え続ける人物であり、メキシコでも絶大な支持を得ている作家です。社会運動が起こるたびに、プラカードなどで、ガレアーノの言葉を引用しているのを目にします。

以下のリンクは、2年前に書いたブログ記事ですが、この占拠のときもガレアーノの言葉が路上を埋め尽くしました。

mihonagaya.blog2.fc2.com

ベネズエラ大統領のウーゴ・チャベスがガレアーノの著書『Las venas abiertas de América Latina ラテンアメリカの開かれた静脈)』(日本版は『収奪された大地 ラテンアメリカ500年』)を米国大統領のバラク・オバマに贈呈したことで世界じゅうにその名が知れ渡りました。

私は同書よりも、彼が新聞に書いたコラムや、ラジオ番組やメキシコで講演したときの、小話っぽい語りが印象に残っています。驕ることなく、ほんわかと語りながらも強く鋭く突き刺さる言葉。彼を見ると、活動や革命を謳って偉そうだったり、気取ってる人は偽物だと思います。

最近では、ガレアーノが、プエルトリコのグループ、Calle13(カジェトレセ)の最新作『Multiviral』の導入部分でEl Viajeという詩を詠んでいますが、ここでは、あえてCalle13の朗読のほうではない、美しいアニメーションビデオを紹介します。

 

El viaje, por Eduardo Galeano from Renill on Vimeo.

Video by  Grafismo cinematográfico (Universidad Politécnica de Valencia)

 

¡BUEN VIAJE GALEANO! HASTA LUEGO.

ガレアーノ、良い旅を!また会いましょう。

 

http://mihonagaya.com/