ガレアーノ、また会いましょう
“取るに足らない場所にいる、たくさんの取るに足らない人々が、小さなことをし続けていれば、世界を変えることができるんだ”
エドゥアルド・ガレアーノ
今朝、ねぼけ眼でネットでニュースを読んでいたら、ウルグアイの作家エドゥアルド・ガレアーノ逝去の知らせが飛び込んできました。
ラテンアメリカを目覚めさせ、勇気を与え続ける人物であり、メキシコでも絶大な支持を得ている作家です。社会運動が起こるたびに、プラカードなどで、ガレアーノの言葉を引用しているのを目にします。
以下のリンクは、2年前に書いたブログ記事ですが、この占拠のときもガレアーノの言葉が路上を埋め尽くしました。
元ベネズエラ大統領のウーゴ・チャベスがガレアーノの著書『Las venas abiertas de América Latina (ラテンアメリカの開かれた静脈)』(日本版は『収奪された大地 ラテンアメリカ500年』)を米国大統領のバラク・オバマに贈呈したことで世界じゅうにその名が知れ渡りました。
私は同書よりも、彼が新聞に書いたコラムや、ラジオ番組やメキシコで講演したときの、小話っぽい語りが印象に残っています。驕ることなく、ほんわかと語りながらも強く鋭く突き刺さる言葉。彼を見ると、活動や革命を謳って偉そうだったり、気取ってる人は偽物だと思います。
最近では、ガレアーノが、プエルトリコのグループ、Calle13(カジェトレセ)の最新作『Multiviral』の導入部分でEl Viajeという詩を詠んでいますが、ここでは、あえてCalle13の朗読のほうではない、美しいアニメーションビデオを紹介します。
El viaje, por Eduardo Galeano from Renill on Vimeo.
Video by Grafismo cinematográfico (Universidad Politécnica de Valencia)
¡BUEN VIAJE GALEANO! HASTA LUEGO.
ガレアーノ、良い旅を!また会いましょう。